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人間心理

2017/06/19(月)

間違った人の育て方

 

FROM 安永周平

そういえば先日、結婚1周年を迎えた。何でも1周年は「紙婚式」と言うらしい。銀婚式、金婚式くらいは知っていたが、他にも名前があるのかと思ってGoogle先生に聞いてみたところ…まぁご丁寧に15年目までは毎年名前が付いている。50年目の金婚式で終わりではなく、60年目:ダイヤモンド婚式、75年目:プラチナ婚式まである。うん…?順番おかしくない?(笑)

紙婚式と聞くと、「結婚1年では、お互いの信頼もまだまだ紙1枚分くらいの薄っぺらなもんだから、これからしっかりと精進しなさいよ…」みたいな話かと思ったら、違った。何やら「白紙のような二人の将来の幸せを願う」という意味が込められているらしい。どうも僕は、物事をすぐに「問題」として捉えてしまうクセがあるようだ。。。ちなみに、その5日後は両親の結婚記念日だったのだが、37周年と言っていた(うん、やっぱり我々は紙だな…と思ったw)。

結婚記念日に1冊の本を贈り合ってみた

で、妻と夕飯を食べながら話をしていて、1つの企画が出た。それは「毎年、相手のためになりそうな本を1冊選んで、お互いにプレゼントし合う」というもの。お互いに「それはいい企画だね」ということになり、家族会議で採用され、早速今年からスタートすることになった。

普段あまり小説を読まない僕に、妻がプレゼントしてくれたのは、百田尚樹氏の『永遠の0』だ。2年くらい前、僕が尊敬する経営者の大先輩から「感性を豊かにするために、小説や映画は見たほうがいいよ」と教わったのに、なかなかできていない僕にとってはいい機会だった。それに、戦時中のリアルなストーリーは、命をかけて日本のために戦った先人達への畏敬の念を感じずにはいられなかった。

戦争はよくない…そんなことは分かっている。ただ、それでも命がけで日本のために戦った先人たちのおかげで今の日本があることには、本当に感謝しなければならないと思う。日本に生まれただけで、僕らはどれだけ恵まれているのか。そう考えると、僕らがやるべきは、政治や社会など、誰かを批判するのではなく「自分ができることは何か?」を必死で考えて、実行することではないだろうか。

山本五十六氏が残した「人を動かす名言」

ところで、物語を読む中で、ふと太平洋戦争の連合艦隊司令長官だった「山本五十六」の名前が出てきて、久々にこの方の名言を思い出した。個人的に、この言葉を初めて知った時は、本当に自部門のマネジメントで悩んでいた時期で、心に突き刺さったのを覚えている。とても有名な言葉なので、あなたも知っていると思うが、改めて紹介させていただくと…

「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」

きっと僕だけではないと思うのだが、特に刺さったのは「ほめてやらねば」の部分である。今だからわかるが、(心から)ほめることによって初めて、相手は自尊心が満たされ自発的に動くようになる。にもかかわらず、人に何かを教える際、この「ほめる」というプロセスは、多くの人が蔑ろにしている部分かもしれない。というより、現実は「やってみせただけ」で終わる人も多い。

部下に実際にさせてみて、できるかどうかの確認をすることもなく教えた気になる。そして、部下の仕事っぷりが、自分の期待するものと違ったら、呼び出して怒鳴りつける。ただ、ご存知のように、そんな指導をしていても人は動かない。これは明らかに上司の責任だ。この名言は、それを本当に的確に表している。人を動かす立場にあるリーダーであれば、時々思い返すのではなく、机の上にでも貼っておくべき内容だと思う。

「怒る」という言葉は含まれていない

ここで、何度繰り返し読んでも「怒る」という言葉が含まれていないのに注目したい(注:怒ると叱るは違う)。きっと今日も、多くの上司が、部下の出来ていない点を見つけ、怒って指摘していることだろう。本人は、そうすることで部下が「変わる」と思って仕方なく怒っているのかもしれない。しかし、本当に怒鳴りつける必要があるだろうか?もちろん、時には相手のためを思って本気で怒る必要があるかもしれない。ただ、日頃から「怒る」ことによって指導しているのであれば、それはおそらく「逆効果」になっている可能性が高い

結論を言うと、怒りに任せて部下を怒鳴っても、人は決して自分から動くようにはならない。なぜなら、多くの場合、怒鳴られた人間は「自尊心」を傷付けられているからだ。対人関係のエキスパート、レス・ギブリン氏曰く「人は大抵の場合、自分の自尊心を満たすために行動する」のであり、これが対人関係の最大のポイントだと言う。これは、組織で仕事をする上でとても大切な考え方ではないだろうか。

自尊心を傷付けてはいけない

リーダーたるもの、相手の「自尊心」を満たすことができて初めて、自分が望むように動いてくれるもの。人に動いてもらいたい、言うことを聞いてもらいたいのなら、そのために必要な人間関係の技術を身に付けなければいけない。この点においては、怒りの感情というのは「コントロール」しなければならない対象だ。

仮に、あなたが言っていることがどんなに「正しい」ことであっても、怒鳴られて自尊心を傷つけられた人間は、ますます態度を硬化させて、テコでも動かなくなるだろう。相手は恥をかかされたと感じ、あなたを敵とみなし、態度を硬化させ、あなたに協力してくれることはなくなる。人を動かす立場にあるリーダーにとって、これほど損な話はない。

リンカーン、フランクリン、そして山本五十六…歴史上の優れたリーダーは、このことを本当によく理解していたのだと思う。だからこそ、人をひきつけ、動いてもらうだけの影響力を発揮できたのだろう。そしてこれは、現代の会社組織を動かすリーダーにとっても、同じように大切なことであるような気がしてならない。

PS
伸びる会社のリーダーは、社員と話す時にどのように接しているのか?会社経営者・営業部長の方には、ぜひともチェックしてほしい。

伸びる会社のリーダーがやっている『社員に動いてもらう秘訣』

PPS
ちなみに結婚1周年、僕は妻に、話題になっているEikoさんの開脚本をあげたのだけど…死ぬほどカラダの硬い僕も、4週間一緒にやることになった。そのため、先週から毎晩、我が家からは地を這うような呻き声が響いている。近隣住民の方々、ゴメンなさい…m(__)m

 

 

 

この記事の執筆者

安永 周平 Shuhei Yasunaga

1982年生まれ。福岡県出身。九州大学工学部卒(修士)。『THE GO-GIVER』日本公式サイトの運営責任者。

 

トヨタ自動車で4年間、生産技術のエンジニアとして勤めた後、ダイレクト出版へ入社してセールス&マーケティングの仕事に従事。3ヶ月後、グループ会社である経営科学出版の事業を任される。年商2億ほどで赤字だった事業部を1年で黒字化。1枚のセールスレターで2万人超の新規顧客を獲得した実績もあり、マネージャーとして事業部の年商7億円突破に貢献。

 

5年目に独立し、福岡で寿コミュニケーションズ株式会社を設立。現在、建設業を含む2社の経営に携わり営業チームの強化に当たる。ボブ・バーグの日本における独占ライセンシーとなり、当サイト『THE GO-GIVER』を通じて、営業、士業、中小零細企業の社長に役立つ教育事業を展開中。福岡在住。

 

 

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ログカテゴリー一覧

 

筆者一覧

ボブ・バーグ

『THE GO-GIVER』著者
人材開発会社バーグ・コミュニケーションズ代表
経営コンサルタント

 

安永 周平

『THE GO-GIVER』公式サイト運営責任者
寿コミュニケーションズ㈱ 代表取締役

 

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