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人間心理

2017/08/18(金)

短気な性格を直す7つのステップ

 

FROM ボブ・バーグ

誰かがあなたを怒らせることはできない。あなたが勝手に怒っているだけである。とはいえ、誰かが意図的かどうかは別として、怒るきっかけを与えていることは事実だ。(ただし、ここで言っているのは非生産的な怒りについてである。たとえば、愛する人が傷つけられたような場合は怒りを感じるのは当然で、それについては適切な対処が必要になる。)

強者とは自分の感情をコントロールできる人

他人のどんな言動にも怒りを感じないにように自分を律するのは難しい。しかし、それができる人こそが人を動かす達人である。短気な性格を直すことが、人を動かす達人になることとどんな関係があるのか。実は大いに関係がある。強者とは自分の感情をコントロールできる人のことである。そしてそれは、敵を味方に変えるための必要条件なのだ。

怒りは人々を遠ざける。怒りを爆発させて相手を無理やり従わせることはできるが、心からついていきたいと思わせることはできない。賢明で尊敬される人はつねに冷静さを保ち、周囲のすべての信頼を得る。

かつて私は短気な性格のためにずいぶん苦労してきた。その原因は自尊心の欠如と我の強さだった。根はとても優しい人間であるつもりだが、不当な扱いを受けたように感じると、我の強さが前面に出て反発したのである。この短気な性格は明らかに自滅につながっていたので、ある時点で直さなければならないと思った。そこで、他人の欠点とともに自分を改善する努力を開始した。幸い短気な性格は直った。

現在、周囲の人はかつては短気な性格だったことを想像できないようだ。短気な性格を直したおかけで、大きな幸せを感じるをようになっただけでなく、人を動かす上でも大変効果があった。あなたにも同じ効果があるはずだ。全身を構成する細胞はの司令を受け取るから、不要な怒りを抱くことへの身体の悪影響は甚大である。

ガンジーの名言

もちろん、私が怒りを感じている相手に何の影響も及ぼさない。そもそも相手はそんなこと知る由もない。しかし、相手のことを思うとはらわたが煮えくり返るという事実は、相手が私に絶大な影響力を行使しているということだ。このことはガンジーの次の名言を思い起こさせる。

怒りを抱きつづけてはいけない。そんなことをすると、憎い相手が家賃を払わずにあなたの心の中に住み着くことになる。

ひどいことをした相手に怒りを抱きつづけないと決意したからといって、相手の振る舞いを容認するということではない。怒りを捨てて相手を許すことは、相手のためではなく、自分のためなのだ。

人を動かすためには・・・

怒っているかぎり、あなたは人を動かすことができない。しかし、問題はそれだけではない。誰かに怒りを抱きつづけている結果として発するネガティブなエネルギーは、あなたを魅了の乏しい人間にし、人を動かす力を損なうことになる。

短気な性格を直すための7つのステップを紹介しよう。

1.問題を自覚する。

問題があることを自覚していなければ、その克服に必要なことをすることはできない。短気な性格が公私ともに支障を自覚したなら、私はあなたを祝福したい。

2.決意する。

短気な性格を直すことを本気で決意しよう。これが鍵である。自分の悪い部分を徹底的に変えるという決意がなければ、本書の方法を活用しても長期的にはなんの効果も得られない。炎症を起こした部位に絆創膏を貼ってごまかすようなものだ。

3.想像する。

怒りを引き起こすような状況で、冷静さを保って建設的な態度で対応している様子を想像しよう。前に述べたように、これは宇宙飛行士が任務に備えてシュミレーションしているのと似ている。

4.心の中でゲームをする。

まず、怒っているふりをしよう。次に、身長2メートル、体重200キロの恐ろしい大男がマシンガンを持って部屋に押し入り、あなたをにらみつけて「今すぐに怒りを鎮めないと、たいへんなことになるぞ!」と警告している様子を想像しよう。あなたは冷静になって、すぐに怒りを静めることができるだろうか。あなたのことはわからないが、私ならすぐに怒りを静める。

5.認める。

もしそれができるなら、その気になれば怒らないようにできることを証明したことになる。一度でもそれができるなら、何度でもできる。

6.実践する。

怒りがこみあげてきて爆発しそうになったら、まずその状況を意識しよう。自分を止めることはできないと思ったら、例の大男がマシンガンを持ってあなたに警告をしている様子を想像しよう。

もしそんな状況におかれたら、冷静さを取り戻すことができるはずだ。それができるなら、どんな状況でもできる。短気な性格を直したいという願望は、いつものようにすぐに怒りを爆発させてすっきりしたいという願望より強くなければならない。

最後にもう一つこれはたいへん重要だ。

7.小さな成功を積み重ねる。

自分の進歩に喜び感じるためにいつも100パーセント成功する必要はない。最初はふだんほど激高しない程度で十分だ。あるいは、何度か怒りを抑えたが、ついに我慢できなくなるということがある。そしてまたうまくできる。完璧でなければならないというプレッシャーを自分にかけてはいけない。最善を尽くしさえすればいいのだ。そうしているうちに、やがて短気な性格を完全に直すことができる。

ここで、あなたは疑問に思っているに違いない。以上のプロセスは表面的に怒りを抑えるだけで、心の中では怒りを感じているのではないか、と。あなたさえその気になれば、そんなことはない。

短気な性格を直すプロセスを活用するために・・・

人生の中で素晴らしいことに意識を向ければ、短気な性格を直すプロセスを促進することができるのである。なぜなら、感謝の心を持てば持つほど、怒る必要を感じなくなるから。怒りを解き放つ前に解決すべき問題を抱えているなら、専門家のカウンセリングを受けるという選択肢もある。怒りっぽい傾向があるなら、それを意識して直す努力をしなければならない。

しかし、短気な性格を直して新しい自分になることができてよかったと思うはずだ。怒るかどうかは自分の選択であり、それが建設的な選択でないことに気づくに違いない。短気な性格を直すことができれば、人生はそれまでよりはるかに快適になり、ずっと生産的になる

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この記事の執筆者

ボブ・バーグ Bob Burg

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

 

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

 

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

 

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。

 

 

 

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ログカテゴリー一覧

 

筆者一覧

ボブ・バーグ

『THE GO-GIVER』著者
人材開発会社バーグ・コミュニケーションズ代表
経営コンサルタント

 

安永 周平

『THE GO-GIVER』公式サイト運営責任者
寿コミュニケーションズ㈱ 代表取締役

 

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