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交渉術

2017/12/28(木)

貴乃花親方の気になる言葉

 

FROM 安永周平

昨日、お昼を食べに定食屋に入った時のことです。店内のテレビがついていて、お昼のワイドショーが流れていたのですが、また相撲協会のニュースが流れていました。一連の事件から、かれこれもう2ヶ月が経つわけですが、正直「いつまでやってんの?」と思ってしまいます。内輪のケンカを、公共の電波を使って放送する意味は何だろうと。ファンの方は怒るかもしれませんが、個人的には相撲協会内部の揉め事も、それから芸能人や議員の不倫ニュースの数々も…超どーでもいいんですよね

なので、家ではテレビのニュースはあまり見ないようにしてるんですが、店のテレビで流れてたら聞こえてきます。残念ながら、この手のゴシップニュースにいくら詳しくなっても、1年後の僕らには全く役に立ちません。どうせ時間を使うのであれば、1年後も2年後も…10年後も僕らを助けてくれるような知恵を学ぶのに時間を使いましょうよ、と思うのです(『紹介の連鎖システム』とかオススメですw)。

ちょっと気になる貴乃花親方の言葉

ただ、嫌でも耳に入ってくるニュースを聞いていると、1つだけ気になる(ネタになるw)ことがありました。それは、貴乃花親方の言葉です。Yahoo!ニュースにも載っていたので引用させていただくと…

貴乃花親方は、事件を把握したあと、警察に被害届を出す一方で、協会に報告していなかったことなどが問題視されている。これについて貴乃花親方は、協会側の聴取に「自分の弟子がやられて第三者を巻き込んだ恐れがある」「自分で調べてわからないから、警察に行った」という趣旨の話をしていることがわかった。

さらに、「警察から協会に伝えた方がより正確」という趣旨の話もした上で、「自分は間違っていない」と主張したという。

「自分は間違っていない」という言葉

今回の貴乃花親方の一連の行動について、それがベストな方法だったかどうかはわかりません。もっと別のやり方があったのかもしれませんし、それについてはわかりません。ただ、この「自分は間違っていない」という言葉に関して言えば、余計な敵を増やす可能性がとても高いと思うんですよね。なぜなら、こうした断定的な言い方は「自分が正しくて、お前(ら)が間違っている」という独善的な印象を与えてしまうからです。

かの有名なベンジャミン・フランクリンの自叙伝には、こんな話が書かれています。フランクリンは、敵を論破して自分の正しさを押し通すことができましたが、そうすると相手が反感を持ち、ますます態度を硬化させることにすぐ気付きました。なぜなら、相手は侮辱され、プライドを傷付けられたように感じるからです。結果として、相手を言い負かすことができたとしても、相手の考えを変えることはできませんし、自分の思うように動いてもらうこともできないのです。

みんな「自分は間違ってない」と思ってる

僕の知り合いに「タダモノじゃない事業家」のイグゼロさんという方がいるんですが、このニュースを見た時、彼が著書の中でこんな話をしていたのを思い出しました。

他の人から見たら「そりゃ、あんた間違ってるよ!」と思うような言動でも、本人的には「間違っていない」し、あなたと意見がまったくかみ合わない人も「自分は間違っていない、正しい」と思って、あなたと接している。その確率は、100%だ。

つまり、僕らがどんなに嫌いな人でも、その人は100%の確率で「自分は間違っていない」と思っているということ。初めて彼の著書を読んだ時、これはホントにその通りだな〜と思ったものです。ちなみに、この著書…視点がとても斬新で、日常で使える実用的なネタが多く、個人的にはすごくオススメです♪

意見を伝える時のちょっとしたコツ

そもそも、世の中には人の数だけ正義がありますから、ある人にとって「正しい」ことが、別の人にとっても正しいとは限らないでしょう。ですから、揉め事になりそうな時に「自分は間違っていない」といった断定的な言葉を使うと、状況はますます悪化しまいます。だとしたら、どんなに自分が正しいと思っていることでも、それは単に自分の「意見」に過ぎないと自覚するほうが賢明ではないでしょうか?

事実、先の経験からフランクリンは、自分の意見を説得力のある方法で伝えたい時は、議論を引き起こしかねない表現をできるだけ避けるようにしました。具体的には、「絶対にそうです」とか「間違いありません」といった断定的な言い方を避けて…

「私はこんな風に思うのですが」
「このように感じます」
「こういう理由で〜〜ではないかと考えています」
「そうではないかという気がします」
「もし間違っていなければ、〜〜いうことになるかと思われます」

といった婉曲的な言い方をするように心掛けました。自分の意見を人に聞き入れてもらう、自分を理解してもらう上で、こうした言葉を使う習慣はとても役に立つのです。

それから、もし自分が間違っていたことに気付いた時は、実はチャンスなんですね。というのも…

間違いを認めると尊敬される

世の中、自分の間違いを素直に認めることができない人は非常に多いです。しかし、間違いを認めることで、相手はあなたの勇気と誠実さを讃えてくれるもの。やり方は簡単で、「すみません。私が間違っていました」と言うだけです。ちょっと考えてみてほしいのですが、「自分の間違いを素直に認めて謝罪する人」と「自分の間違いを頑なに認めようとしない人」では、あなたはどちらを尊敬するでしょうか?

残念ながら、相手が家族、友人、知人、同僚、見知らぬ人…いずれの場合も、多くの人は謝罪することに抵抗を感じるようです。しかし、ボブはよく「その抵抗を乗り越えて自分の間違いを素直に認めることができれば、人間関係はずっと上手くいくようになる」と言います。また、交渉術の達人として知られるデクスター・イエーガー氏もこのように言っています。

「誰かと揉め事になりそうになると、私はすぐに謝罪することにしている。ほとんどの人は何事についても謝罪するのを怖れるが、その理由は謝罪の力を理解していないからだ。私は何でもすぐに謝罪する。自分に非があるときはもちろん、自分に非がないときでもそうだ。私は謝罪が魔法のような力を持っていることに気付いた。謝罪すれば、その場の緊張を解き、相手の態度をやわらげることができるから、もめごとはすぐに収まる。」

自信がある人ほど間違いを認められる

自分に非があると考える時はもちろん、自分に非がない時でも謝罪するのは、自分に自信がある証拠です。そうした潔い態度は、相手に高く評価されるだけでなく、相手の尊敬を得ることだってできるのではないでしょうか?相手の言葉に対して感情的になるのではなく、必要に応じて謝罪することで状況が好転することもあると思います。ぜひ試してみてくださいね。

ということで、僕からはこれが2017年の最後のメルマガとなりました。今年の元旦から、この『THE GO-GIVER』の事業をスタートさせて1年が経とうとしております。この1年、至らない点が本当にたくさんあり、お客様にはご不便をおかけしたことも多かったと思います。改めて申し訳ありませんでした(^^ゞ あなたのようなGIVERに支えられて、事業を継続することができております。1年間本当にお世話になりました。

来年は、よりよいサービスを提供できるように、GIVERであることを目指してチーム一同精進していきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

それでは、よいお年を☆

PS
今年最後の年末キャンペーンはこちらからどうぞ♪

 

 

 

この記事の執筆者

安永 周平 Shuhei Yasunaga

1982年生まれ。福岡県出身。九州大学工学部卒(修士)。『THE GO-GIVER』日本公式サイトの運営責任者。

 

トヨタ自動車で4年間、生産技術のエンジニアとして勤めた後、ダイレクト出版へ入社してセールス&マーケティングの仕事に従事。3ヶ月後、グループ会社である経営科学出版の事業を任される。年商2億ほどで赤字だった事業部を1年で黒字化。1枚のセールスレターで2万人超の新規顧客を獲得した実績もあり、マネージャーとして事業部の年商7億円突破に貢献。

 

5年目に独立し、福岡で寿コミュニケーションズ株式会社を設立。現在、建設業を含む2社の経営に携わり営業チームの強化に当たる。ボブ・バーグの日本における独占ライセンシーとなり、当サイト『THE GO-GIVER』を通じて、営業、士業、中小零細企業の社長に役立つ教育事業を展開中。福岡在住。

 

 

 

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ログカテゴリー一覧

 

筆者一覧

ボブ・バーグ

『THE GO-GIVER』著者
人材開発会社バーグ・コミュニケーションズ代表
経営コンサルタント

 

安永 周平

『THE GO-GIVER』公式サイト運営責任者
寿コミュニケーションズ㈱ 代表取締役

 

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