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人間心理

2019/01/30(水)

問題解決よりも優先すべきこと

 

FROM ボブ・バーグ

相手の話に耳を傾けること。このことは、既にご存知かと思うが人を動かすことにおいて重要なことだ。問題を解決しようとするのではなく、ひたすら相手の話に耳を傾けよう。やはりそれが成否を分けるものだ。

相手が求めているのは問題解決ではない…?

たしかに、相手の問題を解決するために積極的に手助けすることが理にかなっていることもときにはある。しかし、たいていの場合、相手の問題を解決しようとしないことが、問題を解決する最善の方法であったりもする。逆説的だが、これは真実だ。

相手の話をじっくり耳を傾けることによって、たいていの問題はすんなり解決するものだ。結局、相手は話を聞いて欲しいだけであることも多い。つまり、自分の気持ちを打ち明けたいのである。その結果、自分で問題を解決したように気分をよくすることができる。

正直に明かせば、私はこの点についてずっと努力してきた。今でもそうだ。どうも私にはそれがうまくできないでいて、苦労しているものだ。誰かが相談に来ると、私は問題を解決したくなる衝動を必死で抑えて、相手の話を耳を傾けるように心がけている。

相手に気持ち寄り添えている?

以前、全米各地を講演していた際のことだ。とある会場で、担当者の手違いが生じ、少し不便な思いをしたことがあった。私にとっては大したことではなかったが、会場担当者の女性は何やら気まずい思いをしていたようだった。そこで彼女は詳細な説明がしたいと、私と私のビジネスパートナーであるキャシーに相談した。

3人で会議したところ、担当者の女性は自分の立場や状況について語り始めた。そのとき、私は彼女を安心させるために、「それはあなたのせいではありませんので、心配されなくても結構ですよ」と言おうとしたところだった。

だが、彼女は不安そうな表情を浮かべたまま、私の話をさえぎり、続け出した。すると、横からキャシーが小さな声で私にこう助言してくれた。それは…

「ボブ、今、彼女はただ話を聞いて欲しいだけなのよ」

全くもってそのとおりだった。この会場の担当者は自分の事情を聞いて欲しかったのである。彼女にとって、自分のとった行動が周囲に誤解されていると感じ、不安になっていたのかもしれない。そこで、最後までじっくりと彼女の話を聞いたところ、実にスムーズにその場を終えることができた。

ときに、人を味方につけるうえで最も効果的な方法は、相手の話に親身になって耳を傾けることである。

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この記事の執筆者

ボブ・バーグ Bob Burg

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

 

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

 

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

 

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。

 

 

 

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ログカテゴリー一覧

 

筆者一覧

ボブ・バーグ

『THE GO-GIVER』著者
人材開発会社バーグ・コミュニケーションズ代表
経営コンサルタント

 

安永 周平

『THE GO-GIVER』公式サイト運営責任者
寿コミュニケーションズ㈱ 代表取締役

 

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