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GO-GIVER, 交渉術

2021/02/02(火)

米国の分断を癒す3つのプロセス

 

FROM ボブ・バーグ

私の愛する「アメリカ合衆国」は国民それぞれが持つ愛国心のために2つに分断されつつある。それは、15年ほど前からとくに顕著になってきている。

これまでになく米国は分断されている

実際、南北戦争では2つの体制に分かれ、内戦した経緯がある。

そして、今日の隔たりはそれ以来に匹敵する…それ以上のものになりつつある。それは、双方の支持者が相手側を憎悪に満ちた言葉で罵りあっていたからだけではない。両体制の政治家たちが大衆を扇動したり、惹きつけるための口先だけの公約を語っていたからでもある。ただ、今回の分断はそうした問題とは異なる問題を孕んでいる。

したがって、この内容は特定の政治家について論評したり、批判するためのものではない。そう、私たち1人ひとりに関するものだ。そう、あなたと私のことでもある。今、起きている分断。そして、新型コロナによる人と人との分断が解消され、これまでのように私たちそれぞれが自然と集い、会うことができるようになること。私はそれができるようになることを確信している。

とはいえ、私たちはある問題に直面している。それは「政治的な考え方が真っ向から対立する者同士が地理的に同じ場所で1つの国として団結できるか?」という問いだ。さて、この問いに関する私の答えは…

「YES。けれども…」

私はそれが可能だと信じている。実際、可能性も高いものだ。しかしながら、それが実現するには3つのステップが必要だろう。ちなみに、これは何も一方を屈服させたり、妥協を強いたりするものではない。そして、少なくともまだそんな状況ではない(実際、難しい状況であることは間違いないが)。

まずは1つ目だ。それは、自分とは異なる主張を持っている相手を善意ある人物として捉える意欲になる。現時点で、私たちは相反する主張を持つ人々を、国を破壊しようと企てようとしている邪悪なモンスターのように考えている。そうではなく、まず互いを尊敬し、善意の人物であることを理解すること。これがスタートになる。ただ、これこそがとても難しい問題でもある。

もちろん、邪悪な人はいるだろう。例えば、犯罪を犯したりと悪いことをする人々はいることは周知の事実だ。実際、このことは誰もが同意できるだろう。ただ、重要なのはそのような本当に悪い人間は双方において存在するものの、全体ではなく一部であるということだ。

おそらく、圧倒的多数は米国の建国の理念に基づいて、最高のものを追い求めようする誠実で勤勉な人々だ。双方の議論がエスカレートしていくと、どうしてもこれらのことは置き去りされてしまうものだ。だからこそ、議論している相手は善意ある人物だと見なすこと。これがとても重要になる。

「理解すること」は「同意すること」と一緒ではない

とはいえ、民主党、共和党の関係者は、私たちの国の人々が繁栄し、幸福で、健康である場所になることを心から望んでいるはずだ。ただ、その目的において両党の解決策は異なっている傾向にある。そして、時にその解決策は大きく異なっている。このことはあなたもご存知のことだろう。

したがって、私たちの99.9%が善意ある人々であると自覚した後の第2のステップは、彼らが持っている物の見方やその考えの理由を理解することになる。もちろん、それに対して同意する必要はない。けれども、理解しようとすることは少なくとも重要である。なぜなら、そうすることで、はじめて前向きなコミュニケーションが可能になるからだ。(そう、説得でさえも)

そのため、ニュース、政治的な主張などをすべて、自分の側の情報源からのみ入手しているという方は、ぜひ反対側のメディア情報を見たり、読んだり、聞いてみることをお勧めする。しかし、それに対し、ウンザリしたり、批判しないようして欲しい。この活動は、彼らがどれほど「間違っている」か「愚か」であるかといった負の感情を増強するためのものではない。あくまで、単に相手を理解しようするためのものだ。

おそらく、反対側のメディアを見たり、読んだりすると、反対意見を主張している相手の思考パターンを理解できるようになるだろう。繰り返しになるが、必ずしも同意すべきとは言っていないし、無理にそうすべきでもないだろう。ただ、なぜ彼らはこう考えるのだろうか?といったその思考のプロセスを理解することにその本質がある。

相手の考えや動機を理解できたときにはじめて…

また、 ジョナサン・ハイト博士の著書「The Righteous Mind:Why Good People is Divided by PoliticsandReligion(仮邦題:正義の心:なぜ、善良な人々は政治と宗教によって分断されてしまうのか?)」を読むことをお勧めする。この手の理解に非常に有効で役立つことだろう。

相手の考えや動機を十分に理解したと感じたら、「私たちはどこで合意しているのか」という場所から人々と関わり始めることができる。お互いが悪い人だと思う理由とは対照的に。

そのうえで、彼らの考えや動機を十分に理解できたと感じたとき始めて「私たちはどこでなら合意していけるのか?」という視点を持てるようになる。結果、より良い関わりを始められるようになるだろう。もしこれがお互いが悪である前提であれば、対照的な結果になることは明白だ。

事実は重要だ。けれども”つながり”もまた鍵になる

事実と問題に基づき、政策を議論する際にはこうしたことを頭にいれておくべきだろう。そして、最後に重要な3つの目のステップになる。それは、「事実」では人の心は通わないし、動かないということだ。反対に、「人」では人の心が通い、動く。言い換えれば、「事実」では人は説得されない。だが人は人によって説得されるのだ。

あなたが思いやりに満ち、相手を間違いを探すのではなく、単に真実を求めようとしている姿勢が伝わること。それによって、お互いにオープンに率直に議論することができるようになるだろう。おそらく、そのような建設的な議論ができれば、きっと多くの人は驚くはずだ。

これは双方の人々が未来永劫、同意できないから国家の運営方法として提案しているというわけではない。私たちはそうはならないだろう。もちろんは、今はこうした3つのステップから対話が始められるべきだ。それによって、再び、私たちがお互いを尊敬と善意の念を持ち、対話を始めていけるようになる。

こうした対話ができてはじめて私たちは本当に「アメリカ合衆国」という1つの国として団結することができるはずだから。

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この記事の執筆者

ボブ・バーグ Bob Burg

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

 

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

 

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

 

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。

 

 

 

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ログカテゴリー一覧

 

筆者一覧

ボブ・バーグ

『THE GO-GIVER』著者
人材開発会社バーグ・コミュニケーションズ代表
経営コンサルタント

 

安永 周平

『THE GO-GIVER』公式サイト運営責任者
寿コミュニケーションズ㈱ 代表取締役

 

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