「GIVEの精神」という言葉の罠
「GIVEの精神」という言葉の罠
昨今ブログやSNSをはじめ、ビジネスの世界で「与えることが大事」という意見をよく見かけるようになりました。これからは「GIVE & TAKE」ではなく「GIVE & GIVE」の時代だ。GIVEの精神が大事で、見返りを求めずにどんどん与えていれば、いずれ自分にも返ってくる…というわけです。確かにその通りですし、仕事に困ってる人、営業やマーケティングが苦手な人にとっては魅力的な話でしょう。その証拠にSNSを見ていると「これから私もGIVEしていきます!」と宣言する人がたくさんいます。
ただ、現実は耳障りのいい言葉だけが一人歩きしている状態ではないでしょうか。「GIVEの精神が大事」と言うだけで満足し、具体的には何も変わらない人。あるいは、自分では”GIVEしているつもり”になっているだけの人。見落としている人が多いですが、GIVEかどうかは自分ではなく相手が決めることです。求められていないものを与えても、それは独りよがりの押し売りと同じ。たとえ無料であっても要らないものは要らないんです。それに気付かなければ「与えてばかりで損している」という不満だけが溜まり疲弊します。たとえば…
相手にとって無意味なGIVEの数々…
相手にとって無意味なGIVEの数々…
よくあるのは、営業が苦手なフリーランス・個人事業主が「先に与えることが大事」と信じて無償で仕事をするケースです。本人は精一杯GIVEしているつもりかもしれませんが、残念ながら相手は「無償でやってくれる程度の仕事」くらいにしか思っていません。便利屋として使われているだけです。与える相手を間違っているのもありますが、事実として相手に大した価値を提供できいません。これは明らかに自己犠牲であり、いずれ心身ともに疲弊してしまいます。生物学者のバーバラ・オークレイは「無私無欲に他人に尽くし、与え続けるのは病的な行為だ」と言っています。

また、誤解している人が多いですが「GIVE:与える」とは無料で何かをあげたり無償で働いたりすることではありません。21ヶ国語に翻訳されて世界的ベストセラーとなった書籍『THE GO-GIVER:あたえる人があたえられる』の中で、著者のボブ・バーグは「あなたの本当の価値は、どれだけ多く、受け取る以上のものを与えるかによって決まる」と言っています。
つまり「受け取る以上に与えること」が大切であり、無料で提供するだけがGIVEではありません。それに「この程度なら無料だろうな…」と思われるようでは、ビジネスにおいてあまり効果がありません。多くの時間と労力をかけたとしても、それは残念ながら報われない努力になってしまうのです。また、受け取る以上に与えることが効果的に機能するには条件があります。実はこれこそがGIVEの本質なのですが、何かというと…
GIVEとは相手の期待を超えること
GIVEとは相手の期待を超えること
GIVEの本質は「相手の期待を超えること」です。受け取る以上に与えていることの基準は、相手の期待を超えているかどうかです。これは金額や単価だけの問題ではありません。金額よりもむしろ「相手が何を求めているのか?」「どんなことで困っているのか?」「どんな時に喜びを感じるのか?」といったことを深く理解すること。そのうえで芯を食った行動ができれば、それほどお金をかけなくても相手に喜んでもらうことができます。あなたが提供する「価値」で相手の期待を超えることができるのです。
そして「他の条件が全て同じなら、人は知っていて、気に入っていて、信頼している人に仕事や紹介を回す」のがビジネスにおける普遍の法則です。相手の期待を超えれば、気に入ってもらえるでしょうし、信頼を勝ち取ることもできます。言葉を変えると、それは一緒に仕事をするのが「あなたでなければならない理由」になるのです。結果として仕事や紹介をいただける(与えられる)ようにもなります。ただし…
まず価値を与える能力を高めよう
まず価値を与える能力を高めよう
そのためには「自ら行動して成果を上げられる人」であることが大前提です。自ら行動して成果を上げる人(やり手のビジネスパーソン)のことを英語では「Go-Getter」と言います。これは「go and get it:取りに行く」から派生した表現です。何かが起こるまで待つのではなく、自発的に仕事をする野心家の意味も含まれます。
そして、この「get」を「give」に置き換えて意図的に創り出されたのが「Go-giver」という言葉です。先ほどの型に沿えば「go and give it:与えに行く」となります。人に与える機会を待つのではなく、自ら行動して相手に価値を与える人。それが私たちが『THE GO-GIVER』というメルマガで配信している生き方です。
自ら与える「GO-GIVER」という生き方
自ら与える「GO-GIVER」という生き方

これは、先の Go-getter の対極にある言葉ではありません。というより、自ら成果を上げる Go-Getter であることが前提で、その土台の上に「Go-Giver」という生き方が成り立ちます。自ら行動しない人は、人に与えることもできません。GIVEの精神は大事ですが、精神だけでは不十分です。考えてもみてください。自ら取りに行く、自発的に行動する…これができない人に、相手の期待を超えることなんてできるでしょうか?できるわけがありません。
自ら成果を上げられない人は、結局のところ「GIVEの精神が大事」と口で言うだけだったり、自分では与えているつもりになっているだけだったりします。そうではなく、自ら成果を上げる価値提供能力の高い人が「GIVEの精神」を持つことに意味があるのです。そうなると、彼ら彼女らはより多くを与えられ、自らも心を開いて受け取るようになり好循環が生まれます。結果として、以前とは別次元の成果を上げられるようになります。これが「Go-Giver」という生き方です。
注意:行動しない人には不要です
注意:行動しない人には不要です
そのため、私たちがメルマガ等で発信するのは、精神やマインドではなく、実際の行動に落とせる具体的な方法論にすることを心がけています。逆に言えば、行動しない人にとっては価値のない内容です。行動しない人が読めば「読んだけど全く役に立たない」となり時間の無駄でしょう。私たちも万人に読んでいただこうとは思っていません。耳障りのいい言葉だけを期待している方は購読をご遠慮いただくのが賢明だと思います。
それから、GIVERの対極にある「TAKER:奪う人」気質の方もオススメしません。もちろん「与えることが大切」だと考える人が増えてほしいとは思っていますが、いつも何かをもらうことばかり考えている”クレクレ君”が読んでも、人や社会のために価値を与える行動を起こすことはないでしょう。私たちは、自ら行動して価値を生み、価値で相手の期待を超える人の役に立つことを目指しています。
価値ある行動のヒントをメルマガで学ぼう
価値ある行動のヒントをメルマガで学ぼう
GIVEとは相手の期待を超えること。では、そのために何をすればいいか?具体的な行動のヒントをこのメルマガでお伝えしていきます。もちろん、私たち自身も未熟なところがたくさんありますが、日々学び研究することを配信する中で、あなたと一緒に成長していければ嬉しく思います。購読は無料です。またもっと早く&詳しく学びたい場合は有料サービス・教材もご利用いただければ幸いです(もちろん強制ではありませんのでご安心ください)
万人に読んでいただくつもりはありませんと言いましたが、既に購読者は1万人を超えました。今後も、より多くの人が「Go-Giver」という生き方に興味をもっていただければ嬉しく思います。もしあなたが興味を持っていただけたのなら、以下のフォームにメールアドレスを入力してメルマガ『THE GO-GIVER』を無料で購読してみてください。
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“バカなお人好し”で終わるGIVERの特徴
「GIVEの精神」という言葉を鵜呑みにしていると、利己的な TAKER に搾取され心身ともに疲弊してしまいます。ペンシルベニア大学ウォートン校・組織心理学の終身教授であり、名著『GIVE & TAKE』の著者でもあるアダム・グラント氏がボブ・バーグとの対談の中で、自分を犠牲にしない幸せな GIVER の生き方について解説します。
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