FROM ボブ・バーグ
他人から不当な扱いを受けることは誰にでもある。しかし、あなたはそんなときに「反応」するか「対応」するか、どちらだろうか?前者は感情に振り回され、強者は感情をコントロールしている。
そのうえで、相手に腹を立てて仕返しをする前に、少し間をおいて「自分が「反応」することで、相手との関係を強化できるだろうか?」と自問しよう。不当な扱いを受けたときに仕返しをすると、その時はスッキリするかもしれない。しかし、それは長期的に見てよい結果をもたらすだろうか?
もちろん、答えは「ノー」だ
怒りを爆発させて瞬間的にスッキリするか、怒りをこらえて長期的に恩恵を得るか。あなたはどちらを選ぶこともできる。その他大勢から抜け出すのは、怒りをこらえて長期的に恩恵を得ることを選ぶ人だ。では、どうすればいいのか?そんなときのために効果的な方法を提案しよう。
怒りを書いた手紙を破って捨てると、怒りは消える
相手への怒りをぶちまける手紙を書き、宛名を書いた封筒を入れ、さらに切手を貼って、その手紙を投函する前に細かく破って捨ててしまうのだ。すると、面白いことに怒りはたちどころに収まる。
この賢明なアドバイスは、世界的な講演家の故ジグ・ジグラーがプライベートな件で怒りをため込んで相談に来た女性に対して行ったものになる。ジグは女性の話にじっくりと耳を傾けたうえで、慎重に助言をした。
だが、時には怒りを表現する手紙を投函した方がいいかもしれない。ただし、それは手紙を書く前に数日間待って心を落ち着かせてからにすべきだ。しかも、できるだけ相手に配慮をしながら書く必要がある。
どちらのやり方が適切だろうか。その判断基準は、手紙を送ることによって、状況を好転させることができるだろうかだ。手紙を送っても誰も得をしないと思ったら、手紙を最善の策になる。
怒りをいつまでも心の中にため込んではいけない
実際に手紙を送ろうと送るまいと、自分の思いを紙の上で表現するのは素晴らしいやり方だ。それによって気分をスッキリさせることができる。
怒りをいつまでも心の中にため込んではいけない。反対にいつまでもそんなことをしたい人がいるだろうか。一旦、怒りが収まれば、冷静さを取り戻し、建設的な姿勢で相手と話をすることができる。そこで「人が動いてくれる技術」を活用すれば、それまで敵視していた相手を味方につけることができるはずだ。
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