FROM ボブ・バーグ
「ジラードの250の法則」によれば、人は誰でも平均して250人の知り合いがいる。その250人それぞれに、また250人の知り合いがいる。そして、ネットワーキングを行えば、グループ仲間から「あなたの見込み客として有望な人」を気持よく紹介してもらうことは可能となる。そして、本当に凄いのはここからだ。
たとえば、あなたが新しく知り合った人が「普通の人」だったとしても、その人にも結婚式や葬式へ来てくれるような知り合いが250人はいる。そして、ネットワーキングを正しく行っていけば、もの凄い人脈(勢力圏)を持った人物や、非常に強い影響力を持った人物と効率よく知り合えるし、出逢うまでのスピードも上がる。なぜなら、同じ時間で、あなたが(間接的に)アプローチできる人数が圧倒的に増えるからだ。
強い勢力圏を持った人物との出逢い
つまり、普通では知り合えないと思うような人との出逢いも訪れる。世の中には、豊富な人脈を持ち、強い影響力を持った人が一定の割合で存在する。あなたが、知り合いを通して間接的にアプローチできる人数が増えれば、そうした影響力の強い人物があなたの勢力圏に入ってくる可能性も上がるだろう。ネットワーキングを正しく行うことで、あなたの知り合いの「質」もどんどん上がっていくいうわけだ。
実際、あなたが新たに1人の人間と知り合うと、その人の背後には250人の勢力圏が広がっている。そして、その250人の知り合いにもそれぞれ250人の知り合いがいることを考えれば…間接的にではあるが、あなたには「250×250=6万2500人」もの人脈が加わっていることになる。
繰り返すが、もちろん重複は少なからずあるだろう。そこで、ひとまず数を半分として、念のためさらに半分にしよう。それでも気になるのであれば、念には念を入れて、さらに半分にする。これで7800人…十分過ぎる数ではないだろうか。繰り返すがこれは、知り合いがたった1人知り合いが増えた場合の話だ。
鍵は「間接的な人脈」を活用できるかどうか
ただ、この時点ではあくまで可能性の話だ。だから、この膨大な「間接的な人脈」を、効果的に活用できるかどうかで、あなたが紹介ベースのビジネスを築けるかどうかが決まってくる。そもそも、多くの人はこういった数字を考えてもみないだろうし、ましてや効果的にアプローチできる方法など知らないだろう(※だからこそ、見込み客リストが尽きるわけだが…)。
6万2500人…少なく見積もっても7800人の中に、あなたの見込み客として有望な人間はいないだろうか?ほとんどの場合、いるはずだ。そして、全く知らない人にアプローチするのと、知り合いが喜んで紹介してくれた人にアプローチをするのは、いったいどちらが簡単だろうか?そして、どちらがお互いにとって嬉しい話だろうか?
『紹介の連鎖システム®』を使ってネットワーキングを行えば、そんな嬉しい状況が実際に起こる。もう飛び込み営業をして嫌われたり、冷たくあしらわれたりして落ち込む必要はなくなる。あなたが知り合った人の間接的な人脈にアプローチできれば、あなたに喜んで仕事を紹介してくれる人は必ずいる。