短気な性格を直す7つのステップ

FROM ボブ・バーグ

意外かもしれないが、誰かがあなたを怒らせることはできない。というのも、それはあなたが自分の感情をコントロール出来ていない証でもあるからだ。

とはいえ、誰かが意図的かどうかは別として、怒るきっかけをもたらしていることは事実だ。(ただし、ここで言っているのは非生産的な怒りについてである。たとえば、愛する人が傷つけられたような場合は怒りを感じるのは当然で、それについては適切な対処が必要になる。)

強き人とは自分の感情をコントロールできる人

他人のどんな言動にも怒りを感じないによう…自分をコントロールすることのは難しいものだ。ただ、それができる人こそがその他大勢から抜きんでることができ、人を動かすことができるのである。

ユダヤ教のことわざには、強き者とは自分の感情をコントロールできる人、とある。言い換えれば、強い人とは、感情に任せた行動や言葉によって相手をコントロールすることではない。そうではなく、自分の感情を律し、適切な態度と言葉によって、敵を味方に変えようと努力する人なのだ。

ゆえに、怒りは人々を遠ざける。怒りを爆発させて相手を無理やり従わせることはできるが、心からついていきたいと思わせることはできない。賢明で尊敬される人はつねに冷静さを保ち、周囲のすべての信頼を得ているはずだ。

かつて私は短気な性格のためにずいぶん苦労してきた。その原因は自尊心の欠如と我の強さだった。根はとても優しい人間であるつもりだが、不当な扱いを受けたように感じると、我の強さが前面に出て反発したのである。

この私の短気な性格はあらゆる成功の障害になっていることに気づき、ある時点で直さなければならないと思った。そこで、他人の欠点とともに自分を改善する努力を開始した。幸いなことに短気な性格は大幅に改善した。

現在、新しく出会う人々はかつては短気な性格だったことを想像できないようだ。短気な性格を直したおかけで、大きな幸せを感じるをようになっただけでなく、人を動かす上でも大変効果があった。これはあなたにも同じ効果があるはずだ。もっとも、私たちを構成する細胞はの司令を受け取るから、不必要な怒りを抱くことへの身体の悪影響は甚大である。

ガンジーの名言

そのうえ、私が怒りを感じて損をしていても、当の相手に何の影響も及ぼさない。そもそも相手はそんなこと知る由もない。逆に言えば、相手のことを思うとはらわたが煮えくり返るという事実は、相手が私をコントロールしていることでもあるいうことだ。このことはガンジーの次の名言を思い起こさせる。

怒りを抱きつづけてはいけない。そんなことをすると、憎い相手が家賃を払わずにあなたの心の中に住み着くことになる。

注意して欲しいのは、ひどいことをした相手に怒りを抱きつづけないと決意したからといって、相手の振る舞い全てを容認するとはまた別の話である。だが、怒りを捨てて相手を許すことは、少なくとも相手のためではなく、自分自身のためなのだ。

短気な性格を直すための7つのステップとは?

繰り返しになるが、怒っているかぎり、あなたは人を動かすことができない。そして、問題はそれだけではない。誰かに怒りを抱きつづけている結果として発するネガティブなエネルギーは、あなたが本来持っている魅了を減退させ、人を惹きつける力を損なうことになる。だからこそ、この今回は、私が実践した「短気な性格を直すための7つのステップ」を紹介しよう。

1.問題を自覚する。

怒りそのもが人間関係において著しい問題があることを自覚していなければ、その克服に必要な努力をすることはできない。短気な性格が公私ともに支障をきたしている自覚しているならば、私はあなたを祝福したい。

2.決意する。

短気な性格を直すことを本気で決意しよう。これが鍵である。自分の悪い部分を徹底的に変えるという決意がなければ、この方法を活用しても長期的にはなんの効果も得られない。炎症を起こした部位に絆創膏を貼ってごまかすようなものだ。

3.想像する。

怒りを引き起こすような状況で、冷静さを保ち、建設的な態度で対応している様子を想像しよう。例えば、宇宙飛行士は任務を遂行するために様々な状況を備えてシュミレーションしている。これと同じことでもある。

4.心の中でゲームをする。

そして、こんなゲームをしよう。例えば、自分が怒っているふりをする。すると、身長2メートル、体重200キロの恐ろしい大男がマシンガンを持って現れ、あなたをにらみつけて「今すぐに怒りを鎮めないと、たいへんなことになるぞ!」と警告している様子を想像しよう。あなたは冷静になって、すぐに怒りを静めることができるだろうか。私ならすぐに怒りを静める。

5.認める。

さて、先程の事例ができるなら、その気になれば、そのような状況になっても怒らないことを証明したことになる。一度でもそれができるなら、あなたは何度でもできるはずだ。

6.実践する。

怒りがこみあげてきて爆発しそうになったら、もう一度、先程の訓練を意識しよう。自分を止めることはできないと思ったら、例の大男がマシンガンを持ってあなたに警告をしている様子を想像しよう。

きっと訓練を繰り返しているならば、冷静さを取り戻すことができるはずだ。それができるなら、どんな状況でもできる。また、ポイントは願望だ。短気な性格を直したいという願望は、いつものようにすぐに怒りを爆発させてすっきりしたいという願望より強くなければならない。

最後にもう一つこれはたいへん重要だ。

7.小さな成功を積み重ねる。

自分の進歩に喜び感じるためにいつも100パーセント成功する必要はない。最初はふだんほど激高しない程度で十分だ。あるいは、何度か怒りを抑えたが、ついに我慢できなくなるということがある。だが、繰り返していくことでまた上手くできるようになる。完璧でなければならないというプレッシャーを自分にかけてはいけない。最善を尽くしさえすればいいのだ。そうしているうちに、やがて短気な性格を完全に直すことができる。

ここで、あなたは疑問に思っているに違いない。以上のプロセスは表面的に怒りを抑えるだけで、心の中では怒りを感じているのではないか、と。もちろん、その通りかもしれない。だが、あなたさえその気になれば、そんなことはない。

怒りの感情をコントロールすることで違った結果がもたらされる…

最後に、人生の中で素晴らしいことに意識を向けてみよう。なぜなら、あらゆることに感謝の心を持つことができれば、怒りの感情は自然と鎮静するものだからだ。したがって、短気な性格を直すプロセスを促進することができるのである。そのうえで、専門家のカウンセリングを受けるという選択肢もある。

ここまで、読んでいるあなたは本気で自覚しているからこそ、実践しようとしているはずだ。そして、短気な性格を直して新しい自分になることができてよかったと思うはずだ。怒るかどうかは自分自身の選択であり、それが建設的な選択でないことに気づくに違いない。短気な性格を直すことができれば、人生はそれまでよりはるかに快適になり、ずっと生産的になる

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。