強い影響を与える人々の違い

FROM ボブ・バーグ

あなたにも、こんな経験はないだろうか?

ある男性、あるいは女性が部屋に入ってくる。すると、特に理由もないのに誰もがそちらの方を向く。別に飛び抜けてルックスがいいわけでもなければ、最高の金持ちというわけでもない。それでも、何かが皆の視線を引きつける…

何が人を惹きつけるのか?

その魅力の正体は定かではない。しかし、その目に見えない力は確実に存在しており、何らかのエネルギーのようなものにも感じられる。どうしてそんな現象が起こるのかは説明できないのだが、事実として、こういったことが実際に起こるのは間違いない。

そして、この現象は、ある程度は考察することもできそうだ。
それでは、あなたと一緒に考えてみたい。

一般的に、このように多くの人の視線を集める人物は『カリスマ性がある』などと言われる。では、カリスマとは何なのだろうか。試しに辞書でカリスマという言葉を引いてみると、様々な意味が載っている。

「カリスマ性」とは何か?

例えば、「先天的に生まれ持った力や才能」だとか「大多数に対して権威や影響力を発揮する個人的な資質」といった定義だ。その他にも「非凡なパワーやアピール力を持った強いパーソナリティ」とか「自然に他の人を感化するような能力」ともされている。

例を挙げると、ジョン・F・ケネディ元大統領や、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(※キング牧師)などはカリスマ性の強い人物であったとされている。また、ケネディ元大統領にカリスマ性があったのなら、彼の妻もまたカリスマ性があったと言えるかもしれない。なぜなら、彼女もまた、ケネディ元大統領と同じくらいカリスマ性があったと言い伝えられているからだ。

カリスマという言葉の語源は、ギリシャ語で『上品さ』や『優雅さ』、あるいは『好ましさ』などを表す単語に由来する。私が思うに、ケネディ元大統領やその夫人など、一部の人はその外見によって強いカリスマ性を発揮している。しかし、カリスマの正体は外見だけではないのだ。その他の理由で発揮されるタイプのものもある。それは、、、

『自分が何者か?』を強く意識していることだ

これは、自分が世界に対して何をするべきか、その使命を強く意識することで発揮されるものである。カリスマ性のある人々は、こうした意志の強さを原動力として、自分自身をブランドのように輝かせる。

私は、キング牧師はこのタイプのカリスマ性を持つ人物であったと考えている。なぜなら、彼は人種差別の撤廃と各人種の協和という使命を強く意識していたからだ。

もしあなたの周りに、自分の目的や目標を達成する上で「自分が何者であるか?」を強く意識しているような人がいるなら、その人はきっと、このタイプのカリスマ性を持っているに違いない。

ただ、カリスマ性がある人々について、一目見ただけでそれが分かるとは限らない。その人物を深く知ることで初めて、その人物に惹かれるようになることもある。そうなると、その人物は一気にカリスマ的な存在として感じられ、誰もが振り向く人物になる。

カリスマ性は様々な形で発揮され、それがどのように相手に受け取られるかも人によって違うのだ。私自身ですら、第一印象では平凡な人だと思っていた人物が、よくよく知ると特別な人間であると分かった…というような経験が往々にある。だからこそ、カリスマ性は、明らかに見た目でわかるとは限らないのだ。

権威がある人々もまたカリスマ性がある人々?

注意して欲しいのは、ここで言われているカリスマ性のある人達は、『地位』や『階級』によって権威を感じさせる人達とは別だということ。確かに、大企業のCEOが従業員の前に姿を現せば、従業員たちにとってカリスマ的存在に映ることもある。しかし、それはCEOという役職によるものであって、ここで私が言っているカリスマとは違うものなのだ。

ここで言われているカリスマとは、他の人に何かエネルギーのようなものを感じさせる人、少し難しく言えば、自分の魂を開放しているような人のことを指している。

これまでに何をしてきたか、今何をしているか、そしてこれから何をするか…これらが、その人の「在り方」と一致している、もしくは一貫しているような人物だ。そんな人物こそ、ここで言っている「カリスマ性」のある人物なのである。

では、私たちがこうしたカリスマ性を発揮するにはどうすればいいのだろうか。ここまでの流れで「カリスマ性」というのが、自分自身の本質、あるいはコアとなっている”自分らしさ”といったものと深く関わっていることが分かってきた。

あなたの中にある「カリスマ性」を高めるには?

だからこそ、次は「どのようにすれば自分らしくあることができるのか?」について考えてみて欲しい。

こうしたことについて、私は多く質問を受けるのだが…その度に私はこう言っている。「”自分らしさ”は見つけるものではなく、既にある自分を受け入れることなのだ」と。

ミケランジェロはダビデ像を作るとき、大理石から『ダビデでない部分』を削ることによって像を作ったと言われている。それと同じことなのだ。自分らしいもの、そして自分らしくないもの。それらを見分けて、積極的に自分という形を掘り出していくことが大切になる。

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さて、あなたが強く人を惹きつけ、影響力をもたらす必要なシンプルな行動原則をご存知でしょうか?

あなたはブランディングでこんな間違いをしていませんか?

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。