即効で人に嫌われる悪習慣

FROM 安永周平

以前、ある部下と話していてとても気になったことがあります。何かというと、僕が話をしていると、よく途中で「あ、それってこういうことですよね?」みたいなことを言ってくるんですね。たとえば、マーケティングに関する質問に対して、僕が答えたり教えたりしていると…結構よくこの言葉が出るんです。で、何が気になったのかというと、1つは…

「自分の知識の範囲内」に収めようとする

教えられたことを、新たな知識として取り入れるのではなく「既に自分が知っていること」のカテゴリーの1つに収めてしまおうとすることです。つまり、今現在の自分の知識の範囲内に入れようとするんですね。こうした姿勢は、新たな知識を吸収するうえでジャマになります。自分の知っていることだから、改めて学ぼうという気持ちが薄れてしまいます。

ただ、彼がこのように言った時、ほとんどのケースで”そういうこと”ではありません。彼が知らないことを伝えているのに、自分の知識の範囲内に収めようと歪曲して捉えてしまうので、正しく理解できないのです。こうした癖がつくと、成長が止まります。新しい知識や知恵を得るチャンスを逃しているわけですから、当然です。しかも、伝える側はイライラしてしまいます。まぁ僕の伝え方が悪い面もあるんですけどね(苦笑)

ただ、実はこれは大した問題ではありません。僕が気になった、もう1つの深刻な問題に比べれば。そして、これがタイトルの通り、即効で人に嫌われる方法でもあるのです。何かと言うと…

人の話をさえぎる癖

コレです。コレは最悪です。先の「それってこういうことですよね?」という言葉自体より、僕が話している”途中で”言葉をかぶせてくるのが何より気になったのです。これは、ビジネスパーソンのマナー…というより、仕事上のコミュニケーションとしてNGです。あなたも頻繁に話を遮る人と話したことはないでしょうか?あるとしたら、さぞかしイライラしたことでしょう。

社内であれば、上司や他の誰かが注意してくれるかもしれません。しかし、たとえば営業先やパートナー企業の担当と話している時、これをやってしまうと、嫌われる人へ一直線です。どんなに正しいことを言ったとしても、相手の話にかぶせて発したのであれば、ほとんどの人は不快感を覚えるでしょう。もちろん、その人から商品・サービスを買おうなんて思いませんよね。

本人は自覚していないことが多い

さらに厄介なことに、話を遮っている本人は、そんな悪いことをしているという自覚がないことが多いです。そして、気付かないままだと、最悪の場合は怒鳴り合いにまでエスカレートしてしまうこともあります。お互いが相手の意見を聞かず、不愉快な思いだけが残って、相手に動いてもらうことなんてできなくなるでしょう。

このメルマガを読んでいるあなたは、そんなことはしないかもしれません。しかし、逆のパターンは有り得ます。たまたま仕事で一緒になった人が、このように相手の話を遮る癖がある…という可能性は普通にあるものです。では、そうした時は、いったいどうすればいいのでしょうか?これについて、今日はボブから学んだ対処法を紹介しましょう。

「人の話をさえぎる人」への対処法

まず1つは、相手が意見を言い終わるのを待って、冷静かつ丁寧な口調で「この件についてのあなたの気持ちはよくわかりますが、相手の話を遮るのはお互いにとってよくないと思うんですよね。」と言ってみましょう。

つまり、いったん話を続けるのを止めて、新しいルールを打ち立てるんです。話し合いを続けたいのであれば、途中で話を遮らずに最後までよく聴くべきだというメッセージを伝えるわけですね。そうすることで、気配りをしながら正しい会話の仕方を示すことができます。

相手に最後まで話させるのも効果的

もう1つは、自分が話すのを止めて、相手に最後まで話をさせることです。その後で、イライラしている様子を見せずに自分の当初の意見を続ければいいのです。これを何度も繰り返していると、おそらく相手は気づいてくれるでしょう。

ただ、それでも気付かない人はいます。あなたの意見を聴きたくない人と話をしなければならないことは、現実に起こることです。頑固で強情で、検事のような物言いであなたの発言をどんどん遮るかもしれません。そうした場合は、冷静さを保ちながら…

「どうやら、この件についてあなたの意見は決まっているようですね。あなたの意見も聞きたいのですが、私にも意見を言う機会を与えてもらえませんか?」

と丁寧に言ってみましょう。このように言えば、ほとんどのケースで相手は気づいてくれます。人の話を遮る人と話す機会があれば、ぜひタイミングをみて使ってみてくださいね。

まずは自分が気をつけること

ただ、「人の振り見て我が振り直せ」という諺もありますから(苦笑)、僕も含めて、まずは自分の振る舞いをもう1度振り返ってみたいところですね。意外と知らないうちに、相手に不快な思いをさせてしまっているかもしれませんよ。

PS
こうしたコミュニケーションにおける地雷は、僕らが知らないこと&気づいていないことが意外と多いものです。ただ、知っていれば避けることができるのも事実。相手を不快にさせるNG行為、早めに潰しておくのにこちら役立ちますよ。

ボブ・バーグに学ぶ人間関係の技術とは?

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この記事の執筆者

寿コミュニケーションズ株式会社代表取締役/寿防災工業株式会社取締役。読者1万人超の当メルマガ『THE GO-GIVER』発行人であり、福岡で40年続く社員52名の防災設備会社 二代目。1982年生まれ。福岡県出身。筑紫丘高校→九州大学工学部卒(修士)

新卒でトヨタ自動車に入りマークXやクラウンのモデルチェンジ、バンパー塗装工場の新設を担当。4年目で退職し半年のニートを経て教育ベンチャーのダイレクト出版へ転職。1通のセールスコピーで累計2万人超の新規顧客を獲得したマーケティング経験は宝。マネージャーとなりメンバーから総スカン喰らった経験も宝。事業部が年商7億となった5年目、独立して寿コミュニケーションズを創業。

WEBメディア事業のお客様からの依頼でDMサポート事業を始めたら、紹介だけで受け切れないほど仕事依頼があり、現在は新規クライアント受付停止中。BtoB無形商材に特化したDM戦略&戦術が強い。本業は「人の命と建物を火災から守り地域の街づくりに貢献する」防災設備会社で事業承継を前提に組織改善と採用に奮闘中。