成長し続ける人の2つの共通点

FROM ボブ・バーグ

私の知るかぎり、間違いを犯すのが好きだという人はいない。それに、間違いを犯すのは誰にとっても不愉快なものだろう。

しかし、間違いを犯したことを素直に認め、それに対して責任を持つこと。そして間違いを正すために最善を尽くすことができれば、人間的に成長する大きな一歩になるのだ。

まず、間違いを犯したことを認めることからすべてがはじまる。だが、多くの人はそれができないし、しようとすらしないものだ。さらに、あなたはもうお気づきかもしれないが、私たちは年齢を重ねるごとに、自分の間違いを認めようとしなくなる傾向がある。

だが、常に成長し、伸びていく人々にはそれができる。というのも、自分が間違っていたことを認めることができるのは、成熟の証であるだけではなく、素晴らしい人格の持ち主であることの証でもあるからだ。

成長し続ける人の2つの共通点

成功する人に共通するのは、1つ目に、心を開いて多方面からのフィードバックを参考にし、自分の間違いについて聞く姿勢があること。

2つ目は、自分で自分にフィードバックをする方法を身につけるのが得意であるということだ。

これは成功者が原理原則に従うという事実と矛盾しているだろうか…?いや、まったくそんなことはない。というのも、原理原則に従うことと自分の誤りを認めることは、相反しないからだ。自分のやり方を修正しつつ、原理原則に従うことは十分に可能である。

言い換えると、原理原則にはしっかり従うが、やり方を柔軟に修正するということだ。そのうえで、家族や友人、同僚といった周囲の人は、あなたが誤ちを犯したときにフィードバックをしてくれる貴重な存在だ。

だからこそ、彼らが気軽に助言や意見を言いやすい雰囲気を作り出すことを心がけるべきである。実際に、私自身も、自分の間違いを周囲の人が遠慮せずに指摘できるように、工夫や配慮をしている。

とはいっても、周囲の人に頼ってばかりはいられないだろう。たしかに思慮深い批判にはつねに耳を傾けるべきだが、必ずこのような批判を得られるとは限らない。

では、どうすればいいのだろうか?それは…

自分で自分を修正する

ということが必要になる。

ここで、「自分を客観視することは難しい」と思う人もいるだろう。たしかに、そのとおりだ。しかし、自分のやり方を絶えず修正する習慣を身につけることは、自分をより深く理解することに役立つ。また、間違いを犯したときに自分で素早く気づくことができるようにもなるのだ。

さらには、実際に間違いを犯した場合に、適切な処置をとることも可能になる。少なくとも、その間違いが今後再発しないように万全を期すことができるのだ。

たとえば、あなたが相手に何かを言って、相手の表情に怒りや悲しみが浮かんでいることに気づくことができたとしたら…。何か傷つくことを言ってしまったのだと、自分の発言を振り返ることができるだろう。

あるいは、相手を敵に回してしまったことに気づいたら、あなたは立ち止まって自分の言動を振り返り、できるだけ早く謝罪することができるようになっているはずだ。

それが簡単だとはかぎらない。自分が腹を立てていたりストレスを抱えていたりする場合はなおさらだ。しかし、それを実行すればするほど、うまくできるようになるものだ。だからこそ…

この難しい状況をどのように対処したか?

と自分を振り返る習慣を確立しよう。自分の主張や意見をうまく伝えつつ、配慮や共感を示し、親切な気持ちで相手を心地よくさせることができただろうか?あるいは、上手くいかなかったなら何が原因だったのだろうか。

常に、それを研究し分析しよう。できるだけ正直に、感情を交えないことが秘訣だ。実践していく中で、困難に感じる部分もあるかもしれないが、やってみる価値は十分にある。

まずは、自分の間違いから学び、それを繰り返さない決意をしよう。私自身もその間違いを多く犯してきたからこその助言でもある。

最後に、経験則からすれば、私たちは教訓として学ぶまでは、同じ間違いを繰り返してしまう可能性がきわめて高いもの。だとすれば、このことをより強く意識しなければならないということは明らかだろう。

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。