感謝が苦手な人の特効薬

FROM ボブ・バーグ

実は私は、感謝することが苦手だった。だから、長年そのテーマについてずっと考えてきた。

私が幸せだと思えなかった理由…

どうして苦手だったのかはわからないが、かつての私はどうしても物事をネガティブに捉えてしまいがちだったのだ。

一見すれば幸福なはずの私の人生だが、その人生の当事者であるこの私が、どうして幸せだと思えないのか考えたことがある。そのとき私は、自分が物事に感謝していないからではないかという考えにいたったのだ。そこで、自分を変えようと強く決心した。

そのときはただ決心しただけでなく、「感謝」それから「幸福」というものについてよく考え、計画的に研究をしていくことにしたのだ。そうすることで、毎日より多くのものに感謝をしながら、感謝というものがいかに大切なのか見定めようと考えた。

それで結果はどうだったかと言うと…

感謝と幸福の関係性とは?

確かに感謝と幸福は関係があると分かったのだ。「裕福な者とは人生を謳歌している者である」なんて言葉があるように、人生を謳歌している人…つまり人生の成功者は、常に感謝をするような人なのである。

例えば家族や友人に感謝できる人だったり、誰かからの助けには素直に礼を述べたりできるような人。それだけでなく、衣食住に不自由がないことや、仕事があることにも感謝ができるような人なのである。

ここで注意してほしいのだが、これは「少ないもので満足せよ」ということを言っているのではない。より多くを求めるのは、私たちの自然な欲求だからだ。

しかし、感謝をしながらものを受け取るようにすれば、より多くのものがあなたのところに舞い込んでくる。またそれに感謝をすれば、同じようにさらに多くのものが舞い込んでくるようになるのだ。これこそ、人生の成功のためのサイクルといえるとは思わないだろうか?

ここで、私の恩師であるラビ・ゼリグ・プリスキンの言葉を紹介しよう。それは…

私の恩師の言葉…

「私たちは日々、非常に小さくささいな喜びを、物質的にも精神的にも何百回と体験している。こうしたありきたりな偶然に目を向けることで、感謝というものがどれほどのパワーを持つかに気づくことができる」。

というもの。彼は著書『Happiness』において、感謝を実践することをすすめてるのだが…

その実践方法は、1時間ひたすら、自分が感謝できることすべてに感謝してみること。読書をするときには、文字が読めることと目が見えることに感謝する。歩く時には足が動くことに感謝し、誰かと話すときには会話するという能力があることに感謝をしてみるのだ。

この1時間だけはただひたすら、どんなに些細で当然と思えるようなことであっても、自分ができることすべてに感謝をしよう。それを1時間実践できたなら、次は1日、そして1週間と、実践時間を伸ばしていくことができるだろう。

感謝することが苦手な人はこれをしてみよう

また別の実践方法には、こんなものがある。

当たり前のように感じられるものが「もしなかったら」と考えてみることだ。もし視力を失ったら、聴覚を失ったら、言語能力を失ったら、手の感覚がなくなったら、嗅覚や味覚がなくなったら、家がなくなったら…など無限の想像ができるだろう。

すべてを失ったあとで、またそれをひとつずつ取り返してみると、そのひとつひとつに感謝する気持ちが沸いてくるはずだ。この方法なら、あなたがふだんから当然と思っているものに感謝することができるようになっているだろう。

私がそうだったように感謝することが苦手な人は、この方法を試してみてはいかがだろうか?

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いつも三日坊主に終わってしまう方は、この事実を知っておくといいかもしれません…

なぜ人は「変わろう」と思うだけで満足してしまうのか?

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。