真の成功を支え続ける3つの詩

FROM ボブ・バーグ

これから紹介するこの3つの詩は、私たちが学ぶべきことを見事に要約している。まずは、この詩を紹介したい。

「人生で最も美しい応報の1つは、誰かを心から助けようとすれば、必ず自分も助かるという法則だ」

ーラルフ・ワルド・エマーソン

社交パーティーでの1対1の会話でも、メディアを使ったポジショニングでも、質問でも、まわりから抜きん出るためのフォローアップでも、自分のグループ運営でも、そして相手のビジネスの成功の手助けでも、相手の利益を最優先に考えて行動するほど、あなたの元には、より大きな成功がもたらされる。

私をとりこにして止まないのは、見返りを求めずに人のために尽くしたはずの人たちが、見返りを”繰り返し繰り返し”得ているという事実だ。真の成功を収めている人々はただひたすら、小さなことをきちんとこなし続ける。そうやってタネを蒔いていれば、いずれ豊かな実りが訪れるとわかっているからだ。

勉強しているだけではダメ‥?

しかし、同じように憶えておいて欲しいことがある。あなたは様々な原則、戦略、メソッドを勉強をしているはずだ。確かに、それらを使えば、人としての幸せと金銭的な豊かさの両方を、一気に手に入れることができる。ただしそれは、しっかり身につけ、自分で使ってみた場合の話だ。

よく言われるように、「行動の伴わない知識は無知と変わらない」のだ。だからこそ、私たちは始めるべきだ。それも今すぐだ。そしてしがみつこう。打ちのめされたら、立ち上がればいい。

というのも、あなたは必ず、打ちのめされる。しかし、打ちのめされたからといって、負けたわけではない。負けた時は、打ちのめされて”そのまま”立ち上がれないとき”

ボブ・バーグが父から教わったこと

私が父から教わり、すぐに憶えた詩の一節がある。エドムンド・ヴァンス・クークの詩からの引用になる。ちなみに、父自身は顧客の一人から教えてもらった。その一節を、ここであなたと共有したい。


君は地面に打ちつけられた。
気にするな、それがどうした?
にやりと笑って立ち上がってやろう。
倒れ臥したからって、何も恥じることはない。
だけど、横たわったままでいるのは恥ずかしい。

強く打ちつけられたら、ほらその分強く跳ね返ってやろうと思えるだろう?
青あざは名誉の証だ。
大切なのは、苦汁をなめた事実じゃない。
どう戦ったのか・・・?そしてなぜ戦ったかだ。

重要なのは、この「なぜ」という部分になる。人は、夢、その行動の本当の理由を忘れない限り、どんな壁が行く手に立ち塞がろうとも、絶対に乗り越えていく。どんな困難、苦難も意欲を失わず、やがては本当に乗り越え、それらを征服する。

成功を収めるために大切なこと

最後に、私は自分の気持ちを高めたいとき、お気に入りのこの詩を思い出すようにしている。とても大きな成功を収めた人物が書いたもので、耳にしたことがある人もいるだろう。タイトルは『粘り」。内容はこんな感じだ。


粘り

世の中に、粘り強さに勝るものはない。
才能ではだめだ。才能があっても、成功を収めらない人はあまりに多い。
天才もだめだ。一生報われない天才もよく聞く話だ。
教育もだめだ。教育を受けても、世間には多くの落伍者がいる。
「粘り強さを発揮しよう」。この標語が、いつも、いつまでも、人類の諸問題を解決するのだ。

ー第30代合衆国大統領、カルビン・クーリッジ


粘り強く続ける。
これは私からの助言だ。小さなことをしっかり、地道にこなそう。セールスも、ネットワーキングも。人生そのものも、結局のところは、どれだけ数をこなしたかの勝負なのだから‥。

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。