誰からも応援される人の習慣

FROM ボブ・バーグ

電子メールやSNSが当たり前になるずっと前から私は、手書きのメモや手紙で「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることの大切さを伝えてきた。これは私が考えたオリジナルの方法というわけではないし、どこの家庭でもちょっとした「ありがとう」の手書きメッセージをやり取りすることはあるだろう。

しかし、これがありふれた方法でありながら、同時に実にベストの方法でもある。これこそ、効果的に感謝を伝える最適な方法でありながら、それにより相手の気分を良くし、またあなたに対して好感を抱いてもらうこともできるからだ。

なぜ「手書き」が大事であるのか?

しかし、世の多くの人は次のように言うし、あなたもそう思ったりしているかもしれない。それは、「メールの方が簡単だし、すぐに「感謝の気持ち」送ることができる。便せんに手書きし、しかも切手を貼るより、ずっとシンプルでお手軽ではないですか」。もちろん、その通りでもある。しかし、それでも私が手書きの手紙を勧めるのは、そちらの方がはるかに効果が高いからなのだ。

手書きのメッセージを送ることで、ほかの人が送るデジタルなメッセージよりも圧倒的に抜きん出て相手に記憶してもらうことができる。それは相手のためにあなたが時間や手間を取ってくれたということが暗に伝わるだけでなく、相手に「あなたを大切に思っている」という気持ちを伝えることができるからだ。

また、見込み客と固定客だけでなく、レストランのウェイターや修理工などサービスの提供者。親切にしてくれた警察官や子どもの面倒を見てくれた看護師などにも送ってみよう。

特にこうした「認められる」ことが少ない人にこうした手紙を送ることは大いに効果がある。悲しいことでもあるが、私たちの多くは「サービス」を当たり前と捉えてしまっている。そのため、どうしても認められることが少ないものだ。きっと、もらった相手は感動し、あなたのことも素晴らしい人だと思ってくれるはずだ。

気の利いた短い言葉を添えよう

こうしたメッセージには単にお礼を言うだけでも効果的なのだが、気の利いた短い言葉を添えるとより効果的である。「心のこもった素晴らしいサービスをありがとうございます」だとか「あの時の気遣いには救われました。ぜひ手本にさせてください」と言うといい。

ごく簡単な気の利いた言葉を添えるだけでも、それがその他大勢との違いを生む。さらに相手の脳裏に素晴らしい記憶が残る。おそらく、相手は次の取引の際により一層の努力をしてあなたを喜ばせようとしてくれるに違いない。

なお、注意して欲しいのは、「そうした見返りのために手書きで手紙を書きなさい」ということではない。なぜなら、そのような下心のあるメッセージは表立ったり、直接言われないものの相手にバレてしまっているものだ。というよりも、逆の立場ならあなたがもらって嬉しいだろうか?

おそらく、残念な人だと思うに違いない。だからこそ、相手に対して価値を与えたいという気持ち持って手書きの手紙を書くようにして欲しい。こうした心持ちであれば、きっと思いがけない相手からであったり、思いがけない贈り物があなたの元に届くはずだ。

成功者に共通する習慣

また、私が参加するビジネスの集まりでこの話題が出るとき、成功している人は往々にしてこの「手書きのメッセージ」を習慣的に取り入れているものだ。また、こうした手書きの手紙を受け取った人たちは、散り散りに破ってたりあるいはすぐに捨てられたりしない。さらにはずっと手元に取って大切に保管されていたりもする。

相手からの好意や感謝の手紙とは、相手に対して記憶にも残るし、その手紙を取って置いたりもするだろう。その理由のひとつが「自分は大切に扱われている」ことを強く感じられるからである。また、その感謝の気持ちの示され方が、ありふれたものではないからでもある。世界で唯一、自分自身のためだけに存在する、心のこもったやり方だからだ。

もしもあなたがこれまでに感動するような手紙を受け取ったことがあるなら、誰からもらったのかはきちんと覚えているはずだ。あるいは生涯相手の心に残るかもしれない。思い出したり、読むたびに、笑みがこぼれたり、とても幸せな気持ちにさせてくれる。そんな贈り主にあなたの名前があれば、きっとあらゆる幸せを手に入れられることだろう。

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信頼される人たちの習慣形成には共通点があります。それは…↓

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。