一流になる人、二流で終わる人

FROM ボブ・バーグ

過去にこんなテレビコマーシャルがあった。ある男の子が「大人になったら仕事を頑張りたい」と言っている。けれども、実際に大人になって就いた仕事はだれにでもできるような、上司に媚びへつらうような仕事。

それならそんな仕事とサヨナラしましょう……というような、転職支援サービスのCMだ。この手のCM、あなたもご覧になったことあるのではないだろうか? このようなCMが存在することからわかるように、多くの人は、自分の仕事に誇りを持ちたいと考えているものだ。

一流になる人、二流で終わる人…

もちろん、それは仕事が悪いのではない。どんな仕事であろうとも、ほかの人に価値を与えることができる。どんな仕事に就いてもそこで卓越したパフォーマンスを発揮することができれば、それは誇りを持てる一流の仕事になりえる。

しかしながら、自分のポテンシャルを最大限発揮して日々の仕事ができている人は、残念ながらそう多くはない。そして、自分の能力を最大限発揮できていないと、なんとなく自分はぱっとしないように感じてしまう。その結果、自分のことを二流に感じてしまうかもしれない。これは決してポジティブな感情ではないだろう。

さて、この「二流」という意味を今一度考えてみると、「ふつう」ですとか、「よいところも悪いところもない」といった意味合いが一般的だ。この類義語としては「ぱっとしない」、「どこにでもいる」なんてのがある。ほかに「最低の中の最高で、最高の中の最低」と定義されたりもする。

もし自分がこんなふうに他人から評価されているとしたら受け入れがたいことだろう。あるいは、自分自身でそう感じること自体もとてもつらいことだと言える。とはいえ、ゴードン・B・ヒンクリーはかつて、「二流じゃだめだ、もっとできるはずだ」と言っている。事実、私たちは「もっとできる」はずだ。

二流を越えるか、それとも二流でおさまってしまうかは、自分次第だ。二流の人たちに共通する傾向として、成功者への嫉妬が強いということが挙げられたりもする。

一流の人々に共通すること

一方、一流の人たちは、周りの人間を引き上げて彼らを二流以上の存在にすることができる。彼らは、一緒にいるだけで不思議とこちらまで高められてしまうものだ。なぜなら、そんなふうに、彼らがしてくれるからだ。

こうした一流の人たちはたくさんいるが、ここでバスケットボール選手のビル・ラッセルの言葉を引用しよう。「自分がどれだけよいゲームをできたかは、自分が仲間のプレイヤーたちにどれだけよいゲームをさせることができたかでわかる」

そう、一流のリーダーは、その組織をよりすばらしいものにする。一流のセールスパーソンは、ほかでは見つけられないような価値を顧客に提供する。その他あらゆる一流の人々に共通することは、自分以外のだれかの人生になんらかの価値を提供することができる人たちばかりだ。そのうえで、あのキング牧師が、このようにも言っている。


「人は誰でも偉大になれる。誰もが人に奉仕できるからだ。」

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。