From 安永周平
今年の1月1日。私はどこで何をしていたかというと…地元の映画館で劇場版『鬼滅の刃』無限列車編を見ていました。既に公開から2ヶ月半ほどが過ぎていましたので、映画館での上映も終盤に差し掛かっていた頃です。元旦に娘が寝静まった後、妻に「煉獄さん観てくるわ」と告げて寒空の下をキャナルシティ博多まで自転車を走らせたことを思い出します。まるでつい最近のことのように。
そう、現に体感としては”つい最近”のことなんです。映画館で煉獄さんの「心を燃やせ」を聞いて感動したのなんてつい最近。それが日数で表すと1年前のこと。あれからもう1年経ってしまっているのかと思うと…よもやよもや、早過ぎます。アッという間に大晦日になってしまいました。これですね、もう一歩踏込んで考えると少し怖くなるんです。何かというと…
2022年の大晦日までどれくらいある?
今日は2021年の大晦日です。そこであなたに質問ですが…2022年の大晦日までどれくらいの時間があるでしょうか? 何を意味の分からない質問してるんだと。1年に決まってるだろと。あなたは思うかもしれません。その通りです。1年あるんです。物理的な時間としては1年あります。これは事実として間違いありません。ところが、その1年ってどれくらい長く”感じられる”ものでしょうか?
24時間365日あるから長いと思いますか? 確かに1年あれば色んなことができそうですが…この時に参考になる感覚が「今現在あなたが1年前からの時間をどれくらい長く感じているか?」です。あなたがどのように感じているかはわかりませんが、私の感覚は先述の通り「早過ぎる」でした。アッという間に大晦日になった感覚です。もしあなたも今年の元旦を思い出した時、同じように感じるなら…
2022年の大晦日はすぐに来る
体感としてはこうなる可能性が極めて高いはずです。終わってみれば1年はアッという間だと思うのに、私たちは今から始まる1年はすごく長いものに感じてしまうもの。だから1日くらい過ぎても何も感じない、1週間過ぎても「2022年はまだ始まったばかり」なんて思ってしまうんですよね。実際にはもう1月の4分の1が過ぎてるというのに。
「一年の計は元旦にあり」とも言われますし、明日は2022年の目標を掲げる人も多いでしょう。ところが、その目標を大晦日まで覚えている人はどれくらいいるでしょうか? 年始に立てたはずの目標が、いつのまにか風化してしまっている人は多いものです。現に私もよくやります。年始に立てた目標はよく風化します(ジーンズの上に乗ったお腹の脂肪をつまみながら)
というより、もし今日の時点で新年の目標が決まっていないのなら…おそらく明日、無理やり目標を立てたところでそれは「魂の入っていない目標」になってしまいませんか? 言うまでもなく、そんな目標が達成される可能性は残念ながら低いはずです。だったら、無理やり達成したい目標を考えるよりも、別のアプローチで新年をよりよいものにしてはどうかと思います。
超ハードルの低い行動を始める
たとえば、超ハードルの低い行動を初めてみることです。何でもいいんです。毎日本を10ページ読むとか。毎日10ページでも厳しそうなら5ページに減らしましょう。なんなら1ページでもいいんです。いや、むしろ1ページにしましょう。目標を立てる時ってどうしても気が大きくなって大風呂敷を広げてしまい、結局は続かないということがよくあります。
そう、10ページなんて高いハードルを課すから続かないんです。1ページにしましょう。机に座って本を開くだけでOKにしましょう。それならやるでしょう。というより、騙されたと思ってやってみてください。本を開きさえすれば1ページくらい読みますから。読まないと逆に気持ち悪いでしょうから。そして1ページ読んだら自然と5ページ、10ページとか読みますから。
自分が積み上げた行動は自信をくれる
だから、最初の行動のハードルをアホみたいなレベルに下げるんです。これだけで結構続く可能性が上がります。それに続かない日があったって全然いいんです。自己嫌悪など全く感じる必要はないので、何食わぬ顔で翌日から再開しましょう。また机に座って本を開きましょう。続かない日があったらまた始めればいい、それだけです。それでも回数が積み上がっていきますから、それは自信に繋がります。
私の場合は「紹介の種を蒔く」習慣を続けていたことで、2021年は結果として紹介経由の大型案件を多くいただけた年になりました。パートナーやお客様には本当に感謝しておりますが、自分が小さな行動を続けてきた点はやはりよかったと感じております。
それから、こうして私が実践できたのはいつもこのメルマガを読んで応援していただいているあなたのお陰でもあります。 改めて2021年もありがとうございました。新年からまたよりよいサービスを提供できるように尽力して参りますので、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
PS
安永がやっていた「紹介の種を蒔く」という行動についてはこちらをご参照ください↓