GIVE より GET が大事な件

From 安永周平

新年あけましておめでとうございます。まだ仕事はお休みかと思いますが、今日は初心忘れるべからず…ということで、改めてこのメルマガのタイトル『THE GO-GIVER』についておさらいしておきましょう。もしあなたが最近メルマガを読み始めたのなら「GO- って何?単に与える(ギブする)わけじゃないの?」と思っているかもしれません。ですから、新年一発目ということでそのあたり解説しておきますね。

この言葉、21ヶ国語に翻訳されているボブ・バーグの世界的ベストセラーのタイトルでもあるんですが、結論から言えばボブ・バーグによる造語です。ただ完全なる造語ではなくて、英語の表現である「go-getter」がキッカケになっています。

「go-getter」= やり手/野心家

go-getter とは「go and get it(取りに行く)」から派生した表現で、英語では普通に使われている言葉です。自ら取りに行く人、つまりは「やり手」を意味します。よく「あの人はやり手のビジネスパーソンだ」なんて言いますよね。また、何かが起こるまで待つのではなく、自発的に仕事をする野心家の意味も持ちます。

そして、この言葉の「get」の部分を「give」に置き換えてボブが意図的に創り出したのが「Go-giver」という言葉です。先ほどの型に当てはめると「Go and give it(与えに行く)」になりますかね。また、人に与える機会を待つのではなく、自発的に人助けをしに行く奉仕の精神を持った人とも言えるでしょう。

「go-getter」であることは大前提

1つ補足しておくと、ボブは「go-getter」を否定しているわけでではありません。むしろ、go-getter であることは大前提として必要だと言っています。自ら取りに行く、自発的に仕事をする…これができない人、自ら動こうとしない人に GIVE なんてできるわけありません。自ら動く go-getter である人だけが go-giver になり得るんです。

主体的に行動して成果を上げる go-getter が、自らの成果を上げるだけでなく、思いやりをもって相手に GIVE するようになる。自分だけでなく相手にも勝ってもらう Win-Win を体現できるようになる。その時、以前とは別次元で圧倒的な成果を上げることができるようになる…それが「go-giver」なのだと。なので、無理やり日本語訳すれば「自ら与えに行く人」といったところですね。

「最初は Give できなくてもいい…」

ちなみに以前、私がDMのコンサルティングをしている際にクライアントから言われて印象的だった言葉があります。彼は生命保険の代理店として、毎年MDRTの条件(コミッション1200万円以上)もクリアし、他にも様々な事業を展開するやり手のビジネスパーソン(go-getter)です。そんな彼がこんなことを言っていました。

「安永さん…俺、思うんですけど、最初は GIVE できなくてもいいと思うんですよ。まずは自分で成果を上げることが大切であって、とにかくどんどん動いたほうがいい。そうやって動いて成果が出る中で、少しずつ GIVE の精神が芽生えて体現もできるようになってきた…というのが僕の印象でして」

なるほどな、と思いました。今ではまさに「go-giver」を体現している彼が口にする言葉は説得力があるものでした。実際、自分で成果を上げることができない人は GIVE しようとしても、さほど相手に喜ばれないことも多いものです。厳しい言い方をすれば「価値提供の能力」が低いので、相手は GIVE されていると思っていないんです。結果として、それは「与えてばかりで損している…」といった不満につながります。

自ら行動を起こさないと始まらない

まとめると「go-giver」とは、単に与える意識を持つだけではダメだという話です。自ら進んで動き、成果を上げ、価値を与える能力を高めていかなければ「ただのお人好し」で終わってしまいます。結果として自己犠牲に陥り、成果が出ない苦しい状況が続きます。

「心を変えれば全てが変わる」みたいな話もありますが、あれは幻想だと思っています。心というのは考え方を変えればすぐに変わる単純なものではありません。心は「あり方:Being」であり、実際に「行動:Doing」を繰り返すことでしか変えていけないのです。だからこそ、僕らは行動を起こさなければいけません。成果を上げるための行動を起こさなければ、よりよい未来を手に入れることなんてできるはずがありません。

ですから、繰り返しますが成果を上げるための行動を起こしましょう。フワフワした抽象論ではなく、現実的に成果を上げる中で、少しずつ人に与えられる「go-giver」になっていくんですから。私もまだまだ未熟ですが、今年もあなたと一緒に成長してければ嬉しく思います。

PS
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この記事の執筆者

寿コミュニケーションズ株式会社代表取締役/寿防災工業株式会社取締役。読者1万人超の当メルマガ『THE GO-GIVER』発行人であり、福岡で40年続く社員52名の防災設備会社 二代目。1982年生まれ。福岡県出身。筑紫丘高校→九州大学工学部卒(修士)

新卒でトヨタ自動車に入りマークXやクラウンのモデルチェンジ、バンパー塗装工場の新設を担当。4年目で退職し半年のニートを経て教育ベンチャーのダイレクト出版へ転職。1通のセールスコピーで累計2万人超の新規顧客を獲得したマーケティング経験は宝。マネージャーとなりメンバーから総スカン喰らった経験も宝。事業部が年商7億となった5年目、独立して寿コミュニケーションズを創業。

WEBメディア事業のお客様からの依頼でDMサポート事業を始めたら、紹介だけで受け切れないほど仕事依頼があり、現在は新規クライアント受付停止中。BtoB無形商材に特化したDM戦略&戦術が強い。本業は「人の命と建物を火災から守り地域の街づくりに貢献する」防災設備会社で事業承継を前提に組織改善と採用に奮闘中。