読まれないメルマガの共通点

From 安永周平

突然ですがクイズです…

Q:なぜ、あるメルマガは毎日届くのを楽しみにしてもらえるのに、別のメルマガは開封後3秒もすれば読むのを止められて2度と開封すらしてもらえないのでしょうか?

(実際に少し考えてみてください)

さてこの質問、先日ある講座をした時に参加者の方に投げかけたものなのですが…どうでしょう? あなたもこのメルマガ『THE GO-GIVER』を読んでいただいているのなら、何かしらの理由があってメールを開封し、ここまで読んでくれているはずです(注:ここまで読んでいれば3秒以上は読んでますかね?笑)

というのも、先週の火曜日に経済産業省の出先機関である「九州経済産業局」のお声掛けで集まっていただいた九州のアトツギ仲間向けに『読者と絆をつくるライティング入門』と題してちょっとした講座をしまして。最初に先の質問をしたところ、皆さん考えるわけです。実際に会社でメルマガやってる方もいたんですが「ほとんど読んでもらえていないんですよね…」とのこと。

なぜ、私たちはメルマガを読み続けるのか?

では、毎日楽しみにしてもらえるメルマガと、1度読んだきりでほとんど読んでもらえないメルマガはいったい何が違うのでしょうか? あなたもそうかと思いますが、メルマガを読む習慣がある人はきっと複数のメルマガに登録しているでしょう。その中でもほぼ毎回欠かさず読むものと、たまーにしか読まない(もしくは登録しただけで全く読まない)があると思います。

面白いかどうか? 確かにそうでしょう。役立つかどうか? それもありますよね。友人がやってるから? だとしたら読んでみようかな…となるかもしれませんね。個人的には「新たな視点をもらえる」ものは結構読んでいる気がします。まぁ言ってみればどれも正解です。どれも正解なのですが、これらに共通するものはいったい何でしょうか? 何があるから私たちはメルマガを読み続けるのでしょうか?

そこに「価値」があるから人は読む

答えを言ってしまえば、読まれるメルマガには「価値」があるからです。それが読み続けられる理由です。読者にとって読むべき価値があれば、毎日楽しみにしてもらえます。配信する側の立場で言えば、読者に価値を与えられるメルマガを書くことが読み続けてもらえるかどうかのポイントでしょう。

先のように「役立つ・有益である」ことも1つの価値です。たとえば、そのメルマガに「初対面の相手に気に入られる言葉」が書いてあったとしましょう。そして、その日はたまたま、あなたが苦労してアポを取って初めて会社訪問する日だったとします。そこで初対面の担当者の方に、その言葉を使ってみた…と。

すると、目の前にいる強面の担当者の顔が和んで笑顔になり、いい雰囲気になって、色々と話が弾んで最終的に見積依頼をもらったとすれば、そのメルマガはあなたの役に立ったと言えます。こんなことが起これば「次回も読んでみよう」となる可能性は高いですし、何なら配信している人に個別のメールを送って感謝を伝えたりするかもしれません。

有益なことだけが価値じゃない

また、友人が配信するメルマガなら「友人の近況を知れる」という価値があるのです。大切な友人がどうしてるかって…知りたいですよね? そう、役立つだけが価値ではありません。Twitterをやっている人は「フォロワー数を増やすために有益なツイートをしましょう」とか聞いたことがあるかもしれませんが、全然有益じゃないことばっかり呟いてるのに人気のある人もたくさんいます。

そうした人のツイートが人気なのは「おもしろいから」であることが多いんですよね。興味深いという意味の「面白い」もありますし、シンプルに「笑える」もあります。エンタメ性が高いんです。エンタメなんて別に有益でもなければ役立つこともありません。それでも読まれる。いいね!が付く。リツイートされる。それは「面白さ=価値」だからです。

私たちが映画や小説にお金を払って見たり読んだりするのは、そのストーリーの面白さに価値があるからでしょう? 映画や小説で感動して「何の役にも立たなかった」といって怒る人はいませんし、返金を求めてくる人もいませんよね。おもしろさは立派な価値です。というより、最強の価値ではないかと思っています。

面白さは強い。ただ他にも手はある…

これはメルマガなど文章に限った話ではありません。仕事をたくさんいただく人って、商品やサービスを提供する前の段階ですでに何かしらの価値を与えているケースが本当に多いんですよね。商品やサービスが直接の価値提供だとしたら、間接的な価値として「お役立ち情報」「おもしろい話」などを提供できないかと考えています。これは見習いたいものですね。

また「自分はセンスがないからおもしろいことなんて…」と思うかもしれませんが、面白い話ができなくても”聴き役”に徹することで、最後には相手から「今日はとても楽しい時間だった」と言われることがあります。これもまた1つの価値ですよね。ですから「どうせ無理」なんて思うことなく、何か1つ試してみることから道は開けると私は思いますが…さてあなたはどう思いますか?

追伸:
誰に価値を与えればいいかわからない方はこちらご参考に↓

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この記事の執筆者

寿コミュニケーションズ株式会社代表取締役/寿防災工業株式会社取締役。読者1万人超の当メルマガ『THE GO-GIVER』発行人であり、福岡で40年続く社員52名の防災設備会社 二代目。1982年生まれ。福岡県出身。筑紫丘高校→九州大学工学部卒(修士)

新卒でトヨタ自動車に入りマークXやクラウンのモデルチェンジ、バンパー塗装工場の新設を担当。4年目で退職し半年のニートを経て教育ベンチャーのダイレクト出版へ転職。1通のセールスコピーで累計2万人超の新規顧客を獲得したマーケティング経験は宝。マネージャーとなりメンバーから総スカン喰らった経験も宝。事業部が年商7億となった5年目、独立して寿コミュニケーションズを創業。

WEBメディア事業のお客様からの依頼でDMサポート事業を始めたら、紹介だけで受け切れないほど仕事依頼があり、現在は新規クライアント受付停止中。BtoB無形商材に特化したDM戦略&戦術が強い。本業は「人の命と建物を火災から守り地域の街づくりに貢献する」防災設備会社で事業承継を前提に組織改善と採用に奮闘中。