提案を見極める効果的な基準

FROM ボブ・バーグ


「時にはノーと言うことを学び、自らを制御することもまた大切だ」

コカ・コーラやIBMなどアメリカの一流企業のコンサルタントとして活躍したジム・ローンの実質的な右腕として活躍したカイル・ウィルソンはこう述べている。実に示唆に富む言葉だ。実際、彼は米国で人気講演家たちを次々と売り出した実績から業界で影響力を持っていた。

「ノー」と言うことの大切さ

そのため、彼の元には次々と魅力的な話が舞い込んできた。しかし、彼は彼なりの基準で精査したうえでしっかりと「ノー」と断っていた。そのうえで、彼はこう考えていた。それは


「いくら魅力的な話であっても、しっかりした原則に基づくものなら、ずっと残り続けるはずだ。しかし、そうでないなら残ることはない。いくら先行者利益だからと言っても無意味なんだ」。

まさにその通りだ。ウォレス・ワトルズの著書「富を「引き寄せる」科学的法則」には物事はエネルギッシュに進めるべきだが、決して急ぐべきではないと述べられている。もしあなたが何かをするために急ぎ過ぎていると感じるなら、少し考えてみるべきだ。

創造的、競争的かどちらの枠組みか?

また、NOと言うことの重要さと同時に次のいずれの枠組みで物事を見ているかも大切だ。創造的な枠組みではなく、競争的な枠組みで物事を捉えている可能性があるからだ。このことについてウォレス・ワトルズは「競争ではなく創造に自分の身を置くことが大切である」と言っている。

これは何も競争がれは競争が悪い・間違っている話ではない。スポーツでもトランプのような遊びでも競争相手がおり、彼らに勝つことが目的だ。もちろん、楽しむこと目的も1つではある。けれども、あくまでも彼らに勝つために行うものだ。

競争よりも創造にフォーカスしよう

しかし、ことビジネスでは競争よりも創造することに集中すること。これこそがより良い意思決定になる。ここでのポイントは、あくまで競争に集中してはいけないというだけで、競合を意識することは別にいいことだ。

そう、あなたが集中するべきことや優先するべきことは、競争ではなく価値を与えることなのだ。何より本当に創造的な人というのは誰かに勝つことよりも自分に打ち勝つことに重きをおいている。そう、相手を倒すことよりも、何かを成し遂げることに動機づけられる人々でもである。

何か始めることは素晴らしいことだ。しかし、これらに照らしてみると、いかがだろうか?

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この記事の執筆者

アメリカでは伝説的な元トップ営業マンであり、対人関係・影響力の行使に関する第一人者。「21世紀のデール・カーネギー」の異名を持つ。

現在は経営コンサルタント・講演家としても人気を博し、元大統領や著名な政治家からも助言を求められる。2014年には米国経営協会(AMA)からビジネス界のリーダー上位30人の1人に選出されている。

主なクライアントはゼネラル・エレクトリック(GE)、リッツ・カールトン、レクサス、アフラック、MDRT、全米不動産協会等。フォーチュン500社に名を連ねる大企業からも絶大な支持を受ける。

著書はこれまで世界21カ国語に翻訳され、累計発行部数は100万部を超えている。累計20万部の『Endless Refferals』や世界的ベストセラーとなった『THE GO GIVER』などは全米の企業で多く研修マニュアルとして使われている。フロリダ在住。