From 安永周平
先週のことだ。福岡の私大として有名な福岡大学。そこで准教授を務める飛田努先生が、中小企業向けの合同会社説明会を主催するそのことで、お声がけいただきその視察に行った。そこで、思いもよらない出来事があった。
このイベントは「大企業のように知名度はなくとも、魅力ある地場の中小企業を学生に知ってほしい」という主旨で、社長が学生に直接プレゼンするもの。そのイベントを聴講する形で行ったのだけど、ある会社の登壇者(社長)に聞き覚えのある名前があったのだ。
いやまぁそんなわけないか…
どこかで聞いたことがある名前。というより、知ってる名前だ。とはいえ、そんなことあるわけないか…と思いながらも喋っている登壇者の顔を見ると「え?」となる。ちょっと焦る。すぐに会社のホームページを検索し、代表あいさつページにある社長の経歴を見て「マジかよ」と。そして休憩中、ドキドキしながら話しかけてみた…
私「高岡工場 製造部塗装課の〇〇さん?」
彼「え、そうですが…」
私「08年入社 塗装生技部の安永です」
彼「え、、、えぇーーーっ!!!」
私「やっぱり◯◯やん!久しぶり!!!」
なんと私が新卒で入ったトヨタ自動車で、塗装の分野で一緒に働いてた同期だった。昨年、奥さんの家業である大分の建設会社を事業承継して社長になったそうだ。それがまさか…豊田市で一緒に仕事していた彼が…今は大分で会社経営しているのに…たまたま来ていた福岡で10年ぶりの再会をするなんて。しかも、うちの家業である寿防災工業と同じ建築・消防設備業界。世間狭過ぎだ。
ちょうど当時を思い出していた
折しも最近、トヨタ時代に生準を担当し元町工場で不具合を出しまくって現場からクソほど怒られた思い出の赤いマークX(カラーコード3R6)を中古で探し出して買ったばかりだった。私が退職する時、当時の上司が部下に「なんとしても3R6の塗板を探して来い」と命じ、実験場の廃材の山から発掘して寄せ書きにしてくれた。「ツラい時はこれを見て元気出せ」と(笑)
それで、今も大事に持っていたこの「ジンジャーレッドマイカメタリック」なる色の塗板を、ネタとしてダッシュボードの中に入れて懐かしんでいたところにこの再会だ。なんだろう…人の縁は面白い。久々にトヨタ時代の同僚と色々と話してみたくなった。何か仕事をつくって愛知出張しなければいけないな。
よき30代最後の日だった
偶然にもこのような機会をいただいた福岡大学准教授の飛田先生に感謝するとともに、イベントに登壇していた九州のアトツギ仲間とも久々に会うことができた。そして実は、この日(8月1日)は安永の30代最後の日だったのだが、なんとも胸アツな1日を過ごすことができた。
点と点が繋がって線になる…ではないが、人生は色んな方との出会う中で共通の知り合いがいたり、今回のように驚くような再会があったりするものだ。そんなわけで、ちょっとテイストを変えてメルマガを書いてみた。既に四十路となり、まだまだ「不惑」には程遠いが、自分の強みを活かして多くの人のお役に立てる40代にしようと思う。
追伸:
直接あなたのあなたの役に立つ話が全くないので、最近安永が読んでいる本を紹介したいと思う(笑) 組織をよくするために伝説のコンサルタントが推奨する「環境整備」は強力だと感じる今日このごろだ↓